古文で「はかばかしき人の妻もなかなり」(落窪物語)という文がありましたがな

2014-02-08 20:03
 

古文で「はかばかしき人の妻もなかなり」(落窪物語)という文がありましたがなかなりの品詞がわかりません。教えてください。

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ナイス!
03moko
No.1
2014-02-09

「なかなり」は、少し古文に慣れてないと、うまく読めないし、
品詞分解もできないよ。

なか=ク活用形容詞「なし」連体形「なかる」の撥音便「なかん」の「ん」の無表記
なり=伝聞推定の助動詞「なり」終止形

です。

もとの連句は「なかるなり」だったものが、
「なかんなり」と撥音便して、
「ん」が無表記になって、
「なかなり」と書かれているものだよ。
「ないそうだ(伝聞)」「ないらしい(推定)」と訳します。

No.2
2014-02-09

「なかなり」は第一回答者さんの回答のように、形容詞ク活用の連体形「なかる」に、伝聞・推定の助動詞「なり」の付いた形です。伝聞・推定の助動詞「なり」は終止形接続ですが、ラ変型(終止形が「り」になる)の場合は連体形に接続します。「なかる」の終止形は「なし」です。

「なかり」+「なり」などと解説した文法書はありません。お間違えのないようになさってください。

No.3
2014-02-10

スレが荒れると気の毒だと思い、
スレが締まってからちょい足しで言おうと思っていたが、
質問者がスレを締めないので、もうこの場で言う。


>「なかんなり」は「なかりなり」の撥音便化。

上代に「~り(ラ変終止形)なり」接続があった、ということは、
中古に「~る(ラ変連体形)なり」接続がなかったことの逆証明にはならない。

それが逆証明として通るなら、中世で写本される際に、
「~るなり」に書き「改め」られる必然性があったことの証明も成り立つ。

言葉は移り変わる。
中世に、わざわざ「~るなり」に書き改められたのには、
つい先頃まで「~るなり」接続が存在していたから、
と理由を考えるのが自然の発想。

「なり」のみではない、
「べし」「らむ」「めり」「らし」「まじ」あらゆる「終止形接続」の助動詞に共通して、
全部が全部「たまたま何かを誤解した誤記」であるはずがない。
終止形接続助動詞の「ウ段志向」の考え方の方が、
はるかに妥当性が高い。

No.4
2014-02-11

この時代は「ん」の文字が無かった。実際には「なかんなり」と発音されたが表記されなかった。

「なかんなり」は「なかりなり」の撥音便化。終止形に接続する「なり」は伝聞を表わす。「なかるなり」だという説もあるが中世に写本されたものにしか見られない。同時は伝聞の「なり」がなかったので断定の「なり」と誤解した誤記。

関東方言のウは弱い音だが関西方言のウは唇を丸めて突き出す強い音。略された例はない。一方イは母音の中で一番弱い。動詞の連用形が音便化するのもイ段だから。

なりて→なって。よみて→よんで。いずれもイの母音が落ちる。ありなりのリの母音が落ちるとすると
arinari>arnari>annari
の変化が予想される。

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